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「歩く」から始める「大人のランニング」第1回~正しい走り方~ 体力の低下、体重増、ウツウツ気分…すべての悩みは「ラン」で解消! 

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「歩く」から始める「大人のランニング」第1回~正しい走り方~ 体力の低下、体重増、ウツウツ気分…すべての悩みは「ラン」で解消! 

著者:W-ANS ACADEMY編集部

2024.06.27

ランニングコーチの木下裕美子さん【写真:松橋晶子】
ランニングコーチの木下裕美子さん【写真:松橋晶子】

走り始めると、初心者ほど体形がグングン変わる!

 実は「ラン」は誰もが簡単に始められる運動の代表。運動経験も年齢も関係なく、思い立ったその日からスタートできます。でも、「走る」ことへの苦手意識が先だって、なかなか始められない方が多いのも事実。そこで、体力に自信のない大人でも、「ケガなく」「苦しくなく」始められる、正しい「走り方」を特集します。

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走ると変わる! カラダにいいこと

①体形がグングン変化する
②食事への意識が変わる
③自信がついて前向きになれる
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「ランを始めると、ボディラインが変わりますよ」とは、ランニングコーチの木下裕美子さん。木下さんのランニングレッスンやイベント参加者も、「痩せたい」「キレイになりたい」という、ラン未経験者の女性は多いそう。

「カラダは走るだけで、日常生活とは異なる筋肉を使います。そのため、走るとどんどん体が引き締まり、明らかに見た目が変わります。特に効率のよいフォームで走ると、お尻や太ももの裏側がキュッと締まる、くびれやお腹周りがすっきりするといった変化を感じられますよ」

 しかも、ムキムキの筋肉にはならないうえ、有酸素運動効果で余分についた脂肪も削ぎ落してくれる点もランのよさ。個人差はあるものの「週2、3日、走れるようになると、1か月程度で明らかにシュッとしてきます」と、木下さん。

「また、走り始める食事も自然と気を付けるようになります。筋肉の回復のためにたんぱく質をしっかり摂ろうとか、消費した分をムダにしないようにおやつの内容や量も考えよう、と気持ちが変化してくると、体形の変化も感じやすいですよ」

ランには心が整うご利益も まずは外に出る第一歩を踏み出して

ランの魅力を語る木下さん【写真:松橋晶子】
ランの魅力を語る木下さん【写真:松橋晶子】

 また、短い時間で心が整うのもランのよいところ、と木下さん。まさに仕事に家事にと、慌ただしい生活を送る現代女性にピッタリ。

「1日15分でも走る時間を作ると、体だけでなく頭も心もスッキリします。私自身、仕事と子育てに追われる毎日ですが、朝、30分走ることで自分自身に向き合うことができ、心身ともスッキリします。また、走っている間に、悩みごとや考えごとがすっきりしたり、仕事のアイデアが浮かんで来たりしますよ」 

 もちろん、自分の体を使って移動しながら、景色の変化を楽しんだり、汗をかいたりすることで得られる爽快感や満足感もランならではの魅力。

「ランのレッスンに参加される方は皆、『最初は外に出るのが億劫でも、走り終わる頃には走ってよかったと思うんです』と言われます。

 運動初心者の方は走ることへの苦手意識があると思いますが、実はどんな人でも、体は1回走るごとに成長しています。つまり、走るごとに体が楽になり、自然と走れる距離が伸びていくんです。そのことが自信につながり、前向きな気持ちにもなりますよ」

 ランで得られるご利益を心に刻んだら、早速、外へGO! 次回は木下さんに、体重が気になる人や運動が苦手な人でも続けられる走り方を教えていただきます。

【初心者ラン二ングQ&A~準備編~】

Q.初めて走る人に必要なアイテムは?

ランニングシューズは試着して購入するのがおすすめ【写真:松橋晶子】
ランニングシューズは試着して購入するのがおすすめ【写真:松橋晶子】

A.ランニングシューズです。ランニングシューズには、走ったときに足にかかる負担を軽減する機能が搭載されています。つまり、ケガの予防につながるんです。特に初心者さんは、クッション性やサポート力のあるものが◎。是非、お気に入りの一足を手に入れましょう。

 シューズはネットでも購入できますが、最初の一足は店頭で試着してから購入すると失敗しません。まずは、メーカーの専門店やスポーツ用品の量販店に行き、店員さんに「ランニングを始めたい」と相談を。自分の足の形やサイズ、走る力などに合う一足が見つかりますよ。

Q.走るときはどんなウエアがいい?

日差しが強い時にはラン用のサングラスを【写真:松橋晶子】
日差しが強い時にはラン用のサングラスを【写真:松橋晶子】

A.吸汗速乾に優れた素材、かつ気分の上がるウエアを選んで。走り始めると体温が上がり、発汗量も増えます。快適にランを続けるためにも、熱や汗がこもらない吸汗速乾素材のウエアがおすすめです。あとは、気分が上がるデザインものを選べばOK。「早く走りたい!」と思う準備をしましょう。また、これから日差しが強くなるので、キャップまたはサングラスも必ず準備を。

教えてくれたのは……

 【写真:松橋晶子】
【写真:松橋晶子】

■木下 裕美子 / Yumiko Kinoshita

ランニンクコーチ、コンディショニングコーチ。小学4年生から陸上を始める。県立和歌山商高校時代、中距離、駅伝でインターハイ、全国高校駅伝、国民体育大会等に出場。高校卒業後は実業団のシスメックス陸上部に入団。2000年に退団後はマラソンランナーとして活躍する。2022年に長男を出産。10か月後にはフルマラソンの大会に復帰した。現在、ランニングコーチとして、ランニング初心者から市民ランナーへの指導を行う。主な成績は2015年東京マラソン10位(日本人3位)、2017年大阪マラソン優勝。 https://www.instagram.com/_yumiko_kinoshita_/

(W-ANS ACADEMY編集部)

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