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日本代表を輩出する強豪校 選手同士の本音のぶつかり合いで大きく成長!

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日本代表を輩出する強豪校 選手同士の本音のぶつかり合いで大きく成長!

著者:W-ANS ACADEMY編集部

2024.02.07

若葉高校ソフトボール部2年生の皆さん【写真:荒川祐史】
若葉高校ソフトボール部2年生の皆さん【写真:荒川祐史】

 全国津々浦々の強豪校や個性あふれる部活動を紹介するW-ANS ACADEMYの部活動訪問。今回ご紹介するのは、福岡大学附属若葉高校のソフトボール部です!

 2023年の全国高校総体(インターハイ)で2年ぶり22回目の出場を果たした同ソフトボール部は、長年、日本代表のエースとして活躍した上野由岐子選手を輩出した強豪校です。

 監督を務めるのは、35年間、ソフトボール部の指導にあたる粂本健さん。「うちのチームに入部してくれたからには、全国大会に出してあげたい」という思いを持って指導しています。時には厳しいことも言うそうですが、それも強くなるため。「大きな舞台で輝く生徒の顔を見るとやってきて良かった」(粂本さん)と話します。

 今回はキャプテンの塩山理紗さん(2年)を中心に、2年生の皆さんにお話しを聞きました。

落ち込んだときも監督からのアイスの差し入れで気持ちが復活します(笑)

熱心に指導にあたる粂本健監督【写真:荒川祐史】
熱心に指導にあたる粂本健監督【写真:荒川祐史】

――粂本監督はどんな監督ですか?

「練習中や練習試合では厳しいけど、公式戦になると優しいです! 優しいというか気持ちを上げてくれます。あと、チームが落ち込んでいる時などに、しれっとコンビニに寄ってアイスを買ってくれます(笑)

 厳しい時もあるけど優しい時もある。愛の伝わる指導をしてくれます!」

――キャプテンとして心がけていることはありますか? また今後のチームの目標を教えてください。

「自分は自由な雰囲気のチームが好きなので、みんなで楽しくやろう! という気持ちでやっています。目標は今年のインターハイでベスト8に入ること!」

インターハイでの活躍を目指し一丸となって練習に取り組む【写真:荒川祐史】
インターハイでの活躍を目指し一丸となって練習に取り組む【写真:荒川祐史】

――キャプテンの推し部員を教えてください。

「同じ2年生でピッチャーの中村愛理さんです。チームが暗い時でも声を出して盛り上げてくれます。大会前の大事な練習試合でチームがピンチになった時、中村さんに交代した場面があったのですが、笑顔でマウンドに立ち、みんなに『大丈夫だよ』って声をかけていて、こっちも『大丈夫なんだ』って思えました。

 その回、中村さんが抑えたんですよ! 彼女がマウンドに立つと本当にチームの雰囲気が良くなります!」

キャプテンの塩山理紗さん(左)と推し部員の中村愛理さん(右)【写真:荒川祐史】
キャプテンの塩山理紗さん(左)と推し部員の中村愛理さん(右)【写真:荒川祐史】

泣き叫ぶぐらいのケンカをして、チームの絆が強くなりました

――みなさんが涙した瞬間や、支え合って乗り越えたエピソードなどあれば教えてください。

「2023年のインターハイ後、1週間くらい金沢遠征に行ったのですが、その時に泣き叫ぶくらいのケンカをしました(笑)。

 当時は3年生が引退して新チームになったばかり。まだキャプテンも決まっていない不安定な状況だったし、遠征中はずっと一緒にいるしで、それぞれの不満が溜まって爆発しました。

 でも最終日の練習試合で自然にまとまって、乗り越えたなーって感じでした(笑)。それ以降は少し壁がなくなり、意見を言い合えるようになりました!」

強い絆ができた2年生が中心となりチームをまとめる【写真:荒川祐史】
強い絆ができた2年生が中心となりチームをまとめる【写真:荒川祐史】

 取材中も終始明るく楽しい雰囲気で、チームワークの良さが伝わってきました。彼女たちのチーム力で最高の部活ライフが送れること間違いなしです!

 ソフトボール部の皆さん、ありがとうございました!

(W-ANS ACADEMY編集部)

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