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体操・杉原愛子がプロデュース 盗撮防止の「アイタード」、国スポ準Vチームが初の全員着用

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体操・杉原愛子がプロデュース 盗撮防止の「アイタード」、国スポ準Vチームが初の全員着用

著者:W-ANS ACADEMY編集部

2024.09.27

コンディショニング

月経

「アイタード」を着用し準優勝を果たした大阪代表・成年女子チーム
「アイタード」を着用し準優勝を果たした大阪代表・成年女子チーム

大阪代表・成年女子がスパッツ型レオタード「アイタード」を着用

 9月5日から8日まで佐賀県で開催された「第78回国民スポーツ大会(体操競技)」で、新型レオタード「アイタード」を全員で着用した大阪代表・成年女子が、団体総合で準優勝を果たしました。

「アイタード」とは、現役の体操選手であり、五輪に2度出場した杉原愛子選手が代表を務める株式会社TRyAS(トライアス)がプロデュースし、昨年12月に発売したスパッツ型のレオタードです。

 これまで女子体操ではハイレグ型レオタードが主流でしたが、アイタードはスパッツ型にすることで見た目が気にならず「盗撮防止対策」になるほか、生理用ナプキンがはみ出ないことで競技に集中できる「生理時の安心感」を重視。選手たちに競技面・心理面での新たな選択肢を提供できるアイテムとして注目を集めています。

 また、大阪代表メンバーでもある杉原愛子選手は同大会の個人総合で優勝。今大会から初めて導入された個人を表彰する制度において、MVP第1号を獲得しました。

 さらにパリ五輪出場の中村遥香選手(相愛学園/なんば体操クラブ -ngc)がメンバーの大阪代表・少年女子も全員が「アイタード」を着用。これまでは杉原選手が個人で着用していましたが、競技大会でチーム全員が「アイタード」を着用するのは体操界初。北田絢女選手は「アイタードが初めて手に届いたときは『かわいい!』と思いました。動きやすさも普通のレオタードと変わりませんでした」とコメントしています。

 杉原選手は、「体操競技をよりメジャーに、そして女子アスリートたちが安心して競技に集中できる環境を提供したい」という想いから「アイタード」を開発。競技力だけでなく、選手の心理的な負担も軽減するこのレオタードが、今後どのように女子体操選手たちに新たな選択肢として受け入れられるか注目です。

(W-ANS ACADEMY編集部)

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