「NEWS」記事
女子アスリート指導に必要な知識を習得 五輪メダリストらが「1252公認コンディショニング検定」をプレ受験
著者:W-ANS ACADEMY編集部
2024.03.14
月経
女子アスリート×生理に関する正しい知識の習得を目指す
一般社団法人「スポーツを止めるな」が、「1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定」のプレ受検を実施し、元柔道日本代表の中村美里さんら様々な競技で活躍したアスリートが参加しました。
この検定は、「スポーツを止めるな」内で行われている「1252プロジェクト」の一環として、女子アスリート本人をはじめ、指導者や保護者など女子スポーツに関わる全ての人が正しい知識を身に着けることを目指して実施されています。女性特有の月経課題を中心に7つの観点から問題が作成されており、オンラインで受検可能です。
プレ受検に参加したのは、「スポーツを止めるな」及び「1252プロジェクト」に賛同している現役選手と元アスリート。参加したメンバーの1人で、2008年北京大会と16年リオデジャネイロ大会の五輪2大会で銅メダルを獲得した元柔道日本代表・中村美里さんは受検後、「高校時代は知識もほぼ無く、何か問題があってもなんとなく見過ごしてきました。そういった学生は少なくないと思います。検定を受けたことにより深く知ることができたので、得た知識、自分の経験を活かし、様々な角度からアドバイスしていけるようにしたいです」と今後の指導にプラスになる検定だったと明かしました。
また、元競泳日本代表の竹村幸さんは、「現役中に検定のテキストに巡り合っていたら、当時の悩みのほとんどが解決していたと思います。月経について”わからない”ことが多かったので、PMSで悩んだ時も『自分はメンタルが弱いんだ』と決めつけ長い時期を対処せず過ごしていました。今思えば無知が自分を苦しめていたと思います。この検定が広まり、悩むアスリートが少なくなることを願います」と、自身の経験も交えながら検定の価値を伝えています。
元競泳日本代表の宮下純一さんは、「現役のときにこれだけの知識があれば一緒に頑張ってきた女性の仲間への声かけや気遣いも大きく変わっていたと思います。多くの指導者の方にも是非検定を受けてもらいたいです」と、男性の視点から指導者への受検を勧めました。
その他にも、元ハンドボール日本代表の東俊介さん、元バレーボール日本代表の大山加奈さん、元ボブスレー日本代表の桧野真奈美さん、プロアイスホッケー選手の三浦優希さん、元バレーボール日本代表の横山雅美さんも参加したプレ受検。各競技の日本代表として活躍したアスリートたちは、正しい知識の習得とスポーツ環境の改善に向け、多くの人へ受検を呼びかけました。
(W-ANS ACADEMY編集部)
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