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汗だくでも落ちず清潔感&信頼感アップ! 「競技にもプラス」になる“前向き”メイク術

「INTERVIEW / COLUMN」記事

  

汗だくでも落ちず清潔感&信頼感アップ! 「競技にもプラス」になる“前向き”メイク術

著者:W-ANS ACADEMY編集部

写真:増田 美咲

2025.08.26

メイク

特集「夏の汗つよメイク」メイク編

 せっかくキレイにメイクをしても、汗だくになった瞬間、取れたりにじんだりしてすべてが台無しに……。そこで、スポーツシーンでも崩れない汗に強いメイクを、アスリートビューティーアドバイザー®の花田真寿美さんに教えていただきました。しかも、使うのは最低限のアイテムだけ。時間のない日もずぼら~さんも安心の『汗つよメイク』、今回はメイク編です!

 ◇ ◇ ◇

 汗だくで動いても落ちにくい、スポーツ時のメイク。前回のスキンケア&ベースメイク(https://w-ans-academy.the-ans.jp/women-interview-column/2627/)に続き、今回は花田さんがアスリートをメイクする際に心がけている「ナチュラルで健康的、そしてウエアになじみやすいメイク」を教えていただきました。

「メイクのポイントは眉」と花田さん。アイブロウで眉毛の生えているところ・生えていないところのすき間を埋めるだけでも、顔の印象がすごく変わるそうです。「眉の色のムラや形を整えると、ボヤッとした印象が消えて、清潔感や信頼感がアップします。すると自分の気持ちも前向きになるし、対戦相手にも強そうな印象を与えるので、競技にもプラスに働きますよ」。

 また、メイクが苦手、うまくできる自信がない人でもチャレンジしやすいよう、今回は最小限のアイテムだけを使用。「大量の汗や皮脂で流れないためには、『落ちにくい』『流れにくい』アイテムの力を借りることも大事。テクニックいらずできれいに仕上がります!」。

HOW TO 汗つよメイク

STEP①眉

[1]毛流れに逆らいパウダーを乗せる

 アイブロウパウダーをブラシに取る。毛流れに逆らいながらブラシを動かし、眉毛の間を埋めるようにパウダーを乗せる。「ペンシルやリキッドのアイブロウも汗に強いのですが、パウダーを使うとナチュラルな雰囲気が簡単に作れます」。

[2]アイブロウコートを塗る

 毛流れに沿って、アイブロウコート塗る。「汗で落ちないようコーティング。このひと手間で、汗によるメイク崩れを防ぎます」。

STEP②チーク&アイシャドウ&リップ

 チーク・アイシャドウ・リップは1アイテムで完成! 使うのはファシオのマルチフェイス スティック。「このクリームチークは汗で落ちにくいので、アスリートをメイクするときに大活躍。ファシオは皮脂、汗、こすれに強いアイテムが充実しています」。

[1]チーク

 クリームチークを人差し指の腹に薄く取る。笑ったときに、頬の高くなるところにポンポンと軽く叩き込んで色を広げていく。最初から濃く色を乗せるのではなく、薄く、何度も重ね付けするとうまくいく。「チークは顔の中心より、黒目の内側の延長線上の位置から入れるのがポイント。すると、親しみやすく、はつらつとフレッシュな印象になります」。

[2]アイシャドウ&リップ

 再びクリームチークを人差し指の腹に薄く取る。目尻から目頭に向かって、眼球の丸みに沿ってぼかして重ね付け。「目尻側にしっかり色を乗せて濃くすることで、強く、自信のある目元を演出」。リップもクリームチークを指で取り、自分の唇の形に乗せる。

STEP③仕上げ

[1]フェイスパウダー

 フェイスパウダーをブラシに取り、皮脂が出やすいTゾーン、小鼻の横に乗せる。

[2]フィックスミスト

 顔全体にメイクを長持ちさせるフィニッシングミストを顔の斜め45度上から吹きかけたら、顔回りを手であおいで、ミストを肌にフィットさせる。

メイクの完成!

 毛穴レスのツルンとした肌と、健康的なチークの色味によって、明るくポジティブなイメージに。眉のラインがハッキリしたことで、目元のキリッと感もアップ!

部則でメイクはNGの人は…色つきリップクリームで唇だけは血色よく

 グリーン系の日焼け止め入り下地(前編記事参照)で肌色を補正した後、ナチュラルカラーの色付きリップをつける。「また、試合などでは緊張すると唇が青くなります。すると、弱っている、自信がないという印象を相手に与え、勢いづかせることに。色つきリップで血色をよくして」。写真は花田さんおススメの色付きリップ。右:メンソレータム リップフォンデュ ベビーピンク 左:イヴ・サンローラン ラブシャイン リップスティック 150/以上、すべて花田さん私物。

【今回使用したメイクアイテム】
Aコーセー ファシオ マルチフェイス スティック 19。「色選びはチークに使いたい色を選んで使ってみて」(花田さん)  Bキャンメイク ラスティング マルチ ブロウ コート、C花王 ケイト デザイニング アイブロウ 3D、 Dティルティルマスクフィット MUA フィクサー/以上、すべて花田さん私物

「汗つよメイク」+αテク

メイク前はひんやりアイテムで汗予防 運動&入浴後に使えば熱疲労も軽減

 暑い季節はメイク中から汗をかいてしまう人も多いはず。そんなときは「メイク前に肌を冷やしておくのがおすすめ」と花田さん。「冷蔵庫で冷やしたフェイスパックで保湿をしたり、冷却タオルでおでこや首を冷やしたりすると、汗がスッと引きます」。

 また、日焼けした日は夜の入浴後も、冷却タオルで首と顔を冷やすとよいそう。「肌がほてると乾燥が進むので、冷却タオルで落ち着かせましょう。また、体が熱を持ったままでいると、熱疲労を起こします。ほてりを取ってあげると、体力の回復にもつながりますよ」。

冷却タオルや保冷剤を包んだタオルを、おでこや首筋にあてて冷やす。「冷却タオルは水に濡らしたタオルを軽く絞り、冷凍庫で冷やせば完成」(花田さん)
冷却タオルや保冷剤を包んだタオルを、おでこや首筋にあてて冷やす。「冷却タオルは水に濡らしたタオルを軽く絞り、冷凍庫で冷やせば完成」(花田さん)
運動直後の肌のほてりは、水や冷却コスメで落ち着かせると乾燥を防ぐ。写真は顔にもボディにも使える冷却ミスト。コーセー エスカラット クーリングミスト A/花田さん私物
運動直後の肌のほてりは、水や冷却コスメで落ち着かせると乾燥を防ぐ。写真は顔にもボディにも使える冷却ミスト。コーセー エスカラット クーリングミスト A/花田さん私物

教えてくれたのは…

■花田真寿美 / Masumi Hanada

アスリートビューティーアドバイザー®。Precious one.代表。学生時代はバドミントンでインカレ出場。​​2020​​年、モデル経験を生かしアスリートを応援する『チームアスリートビューティー』を発足。現役・引退後のアスリート、学生アスリートやスポーツを楽しむ人に向けたメイクレッスンのほか、大会時及びメディア・イベント出演時のメイクサポート実施。ほか、外見と内面を磨く「美」をテーマにした様々なプログラムをプロデュースする。
https://www.instagram.com/masumi_hanada/​​​​​​​

協力してくれたのは…

■佐藤花音さん

日本体育大学スポーツマネジメント学部3年生。小学生の頃から陸上、水泳、器械体操、バスケットボールなどさまざまな運動を経験。中3で怪我をしたことをきっかけに支える側に回り、現在は野球部のマネージャーを務める。「炎天下での部活なので常に汗だく。生え際や鼻の下などが特に気になります」。

(W-ANS ACADEMY編集部)

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